FXについての記述

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10年前以上までは為替取引は外国為替銀行などの金融機関のみが参加できるインターバンクマーケットであった。
しかし、為替自由化により一般個人が直接為替市場に参加することが可能となった。当初は成長性が危ぶまれたものの今や「FX」という呼称で広く認知される存在となった。
FX市場の立ち上げは順調だった。FXには、売った買ったのトレード以外に円安を背景としたスワップトレードという、いわば金利稼ぎの手法も活用して、個人は収益を伸ばしていった。
しかし、2008年秋のリーマンショックを境にFX市場の環境は変貌していった。まず、強烈な円高の進行が背景となるトレード損失の激増。
無用にレバレッジをかけて追証を払えず実質破産した者さえいる。破産しないまでも、リスク管理に一貫として行う逆指値取引が、強制ロスカットに至り、損失を積み重ねる者も激増した。
具体的に言えば、夜寝るときは安心していたものの、翌朝起きたときには、なぜかロスカットされていて資金喪失する者が多くいた。そう、日本時間の深夜や早朝にニューヨークやニュージーランドで強烈な為替変動が発生したためである。
追証や強制ロスカットに比べればマシなものの、スワップトレードも実質消滅していった。最近では、レバレッジの倍率が縮小された。

金融庁の指示によるものだが、それだけFX取引により、個人投資家が破綻していったことが直接的な理由である。さて、このような変革期を経て、FX取引は現在安定期に入っていると見て良いだろう。
博打的なレバレッジが規制され、FXの安全度が高くなったことが理由の一つである。個人FXトレーダーの習熟度が高まったことが理由の二つ目で、FX通貨の変動速度もサプライズの回数が減少している。
FXの場合も、株式取引と同様、「FXで1億円儲けました」的な話が以前は目立ったが、最近では「安定収入を目指しましょう」的な話の方が圧倒的に多くなってきている。こういう状況はFX市場が、安定から飛躍する過程に以降しつつあると見て良いだろう。